ビジネスを安定して成長させるには、
次の三つの数字をコントロールすることが大切だと
別の記事で話をしました。
●リード(見込み客)
●コンバージョン(成約率)
●LTV(顧客の生涯価値)
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⇒ビジネス安定のためコントロールすべきマーケティングの三つの数字
この記事の中で、
三つの数字のうち最も弱い部分を改善することが重要だと話しています。
しかし、これから起業する人、起業したばかりの人、
三つの数字全てが低い人の場合、
何を最初にやるべきかは決まっています。
それは、コンバージョン(以下、CVと略します)の改善です。
なぜCVの改善が最初なのか、
理由が三つありますので一つずつ説明します。
1.理由①:リード(見込み客)を増やすにはお金や時間がかかるから
リードを増やすには大きく分けて二つの方法があります。
まず簡単に行えるのは、お金をかけて広告を出すことです。
資金さえ豊富であればいくらでも広告でリードを集めることができますが、
CVが低ければ売上は上がりません。
あなたの資金がなくなり、借金が増えていくだけとなります。
逆に、CVが高ければ少ないリードでも利益を出せるので、
リードの予算を増やすこともできます。
もう一つのリードを増やす方法は、
SEOや、ブログやYouTubeなどで良質なコンテンツを作るという方法です。
この方法でもリードを集めることができますが、
成果が出るまでに時間がかかります。
半年や1年といった長期スパンでキャッシュがもつのであればまだいいですが、
通常はそこまで待てません。
また、時間をかければ必ずこの方法でリードを増やせるという
保証もありません、
やり方を間違ってしまえば効果が出ないのが、
SEOやコンテンツマーケティングの特徴ですから・・・。
2.理由②:LTVはある程度顧客がいないと上げられないから
LTVとは顧客の生涯価値という意味ですので、
顧客の少ない起業当初はLTVを上げる効果は小さいのです。
例えば、10人の顧客のLTVを2倍にできたとすると20になりますが、
100人の顧客のLTVを同じ方法で2倍にすると200となります。
その差は180です。
CVが低いときにはLTVアップに時間を使っているヒマはありません。
CVアップに集中し、顧客が増えてからLTVの改善に取り組みましょう。
3.理由③:CVは工夫しだいで上げることができる
CVは工夫しだいで簡単に上げることができます。
リードのようにお金も時間も必要ありません。
LTVのように顧客が少なくても向上させることができます。
例えば、ホームページのデザインを少し変えるだけでCVが上がります。
例えば、他社にはない独自のウリを見つけて情報発信すればCVが上がります。
例えば、お客さんへのオファー(取引条件・提案)を改善すればCVが上がります
これらについての詳細は、別の記事で話をしたいと思います。
4.まとめ
リード・CV・LTVの三つの数字は一番弱い所を改善するのが基本戦術ですが、
起業当初や全ての数字が弱い場合には、CV改善に最優先で取り組むべき
という話と、その理由について説明しました。
どうすればCVが上がるのか、
どうすればリードを増やすことができるのか、
どうすればLTVを高められるのか、
これらについては、別の記事でご紹介したいと思います。
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記:宮里竹識(みやざとたけし)