From:宮里竹識
下北沢のオフィスより、、
私の好きな言葉の一つに、
「PKを外すことができるのは、PK蹴る勇気を持った者だけだ」
というものがあります。
今日はこの名言について思うところを話したいと思います。
1.ロベルト・バッジョの名言
「PKを外すことができるのは、PK蹴る勇気を持った者だけだ」
この言葉を残したのはサッカー選手のロベルト・バッジョという人です。
ロベルト・バッジョは”イタリアの至宝”とも呼ばれるスター選手で、
サッカーファンなら誰もが知っている選手です。
このロベルト・バッジョは数々の記憶に残るプレイがあるのですが、
私にとってとても印象的なプレイがありました。
それは、1994年のワールドカップアメリカ大会の決勝でのことです。
決勝の相手はブラジルでした。
熱戦が続く中延長戦でも決着がつかず、
PK戦までもつれ込みました。
このPK戦ではブラジルがリードしたまま
最終キッカーであるバッジョの出番となります。
このPKでゴールを決めればまだ勝敗は分かりませんが、
外してしまうとそこでイタリアの敗北が決まるという場面です。
非常にプレッシャーのかかる場面ですが、
”バッジョなら決めてくれる”
イタリアの誰もがそう思っていたでしょう。
当時中学生だった私もテレビで中継を見ていて、
手に汗握ってPKの様子を見ていました。
昼間の中継で学校があったのですが、
先生がサッカーに理解のある人で
視聴覚室を使って決勝戦を生徒に見せてくれたのです。
そしてバッジョがPKのボールを蹴ります。
しかしそのボールはゴールから大きく外れ、
はるか遠くへ飛んでいってしまったのです。
その瞬間、イタリアの敗北が決まりました。
このとき腰に手を当ててうなだれるバッジョの姿が
とても印象的でした。
このPKを外したことへの影響は決して小さくありません。
様々な慰めや励まし、バッシングがありました。
バッジョ自身、
この瞬間を何度も夢に見て苦しんでいると後に語っています。
このような経験をしたからこそ、
「PKを外すことができるのは、PK蹴る勇気を持った者だけだ」
という言葉は重みをもつのです。
2.宮里が独立するとき、周りは誰も成功を信じなかった
世の中を見てみると、
いつも批判ばかりする人っていますよね。
そういう人に限って自分は何も動かず、
他人のミスを指摘したり粗探しをして優越感に浸っているものです。
私が障害年金専門の社労士として独立すると言ったときも、
「宮里さんなら絶対成功するよ」
なんて言ってくれる人は誰一人いませんでした。
中には、
”俺の知っている成功している人と宮里くんはタイプが違う”
と言って暗に失敗をほのめかしてくる人もいました。
みんな”頑張れ”とか”応援してる”といった励ましの言葉はくれます。
でも誰一人私の成功を心から信じている人はいないのだと
肌で感じていました。
たしかに社労士業界は甘いものではなく、
独立しても90%は廃業してしまいます。
また、社労士に限らず
起業して10年後に生き残っている会社はたったの4%だという
統計データも出ています。
つまり、10年以内に96%の可能性で失敗するのです。
そのような状況だからこそ、
周りの誰もが私の成功を信じていなかったのでしょう。
それでも障害年金専門の社労士として開業したのは、
ロベルト・バッジョの言葉があったからです。
開業しても失敗するかもしれない。
でも、失敗することができるのは開業する勇気を持っている者だけだ!
そう思って行動を起こしたのです。
結果としては大成功といっていいでしょう。
あの時周りの意見の飲まれることなく行動して
本当に良かったと思っています。
3.まとめ
自分の失敗を糧にして出てきた言葉には重みがあります。
ロベルト・バッジョの名言、
「PKを外すことができるのは、PK蹴る勇気を持った者だけだ」
もその1つです。
私はその言葉に励まされて社労士として起業し、成功しました。
この記事を読んでいる人の多くは社長であったり、
これから起業を目指す人だと思います。
おそらくあなたの進む道に対して、
周りの多くの人が反対したり足を引っ張るようなことを言ってくるでしょう。
実際に、成功する可能性より失敗に終わる可能性の方が高く、
人は安全や安定を求めてしまうからです。
でも私は起業する・起業して頑張っているあなたを応援します。
PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだからです。
起業して失敗できるのは、起業する勇気を持った人だけです。
自分では何の責任も負わない外野の言葉なんて気にしないでください。
勇気をもって、あなたのやりたいことをやりましょう。
お金を儲けて仕事にやりがいを!人生に生きがいを!
記:宮里竹識(みやざとたけし)