From:宮里竹識
研究学園のスタバより、、
テレビをつければトランプ新大統領の話ばかりですが、
私はあえてオバマ元大統領の話をしたいと思います。
オバマ元大統領は黒人初のアメリカ大統領で、
アメリカを成長させるために様々な取り組みを行いました。
「Yes we can!」
「Change」
といったフレーズはあなたの記憶にも残っていることでしょう。
そんなオバマ元大統領ですが、
アメリカの銃社会を憂いていました。
2012年のサンディフック小学校銃乱射事件など、
アメリカでは銃による悲劇が頻繁に起こっていたからです。
このような悲劇が起こったとき、
オバマ元大統領は銃の存在を非難していました。
銃を非難するメッセージを繰り返し発信することで、
銃社会を変えたいという気持ちがあったのでしょう。
しかし、結果は皮肉なものとなりました。
オバマ元大統領が銃を非難する度に
銃の売上が急増していたのです。
オバマ元大統領の任期中、
AR-15などの急襲用ライフルの売上が
30%も増えました。
ワシントン・ポスト紙の分析によると、
オバマ元大統領の影響で銃の売上が
全体で90億ドル(9000億円)増えたそうです。
銃器業界ではこの現象を
「バラク・ブーム」
と呼んでいたそうです。
バラクというのは、
バラク・オバマからきていることは言うまでもありませんね。
では、なぜこのような結果になったのでしょうか?
その答えは、
ライフルを買う列に並んでいた人のコメントから明確に分かります。
ライフルを買おうとしている人にインタビューすると、
このような答えが返ってきました。
「自分はこれまでこういうものを買いたいと思ったことはなかったけど、
もうすぐ禁止されるかもしれないから、買えるときに買おうと思ったんだ」
もうお分かりですね。
もうすぐ”買えなくなるかも”と思ったから購入を決意したのです。
人は手に入りにくいものほど欲しがります。
限定品やプレミア品と聞くと、
それだけで購入意欲が刺激されますよね。
この心理はこれまで変わることなく存在し続け、
今後も変わることはないでしょう。
私も自分のビジネスで
”買えなくなるかも”
という心理を利用してサービスを売っています。
私は障害年金のサポートを専門にする社会保険労務士ですが、
1ヶ月で受けられる依頼の上限を10件と決めているのです。
そして、新しい依頼が入る度に
「今月は残り●名しか申し込めません!」
と見込み客に伝えています。
そうすることによって早く申し込まないと依頼を受けてもらえないと
顧客に感じてもらえるようになるのです。
結果として、
私の社労士事務所は毎月安定した新規客がやってきます。
この”買えなくなるかも”という心理トリックは
どんなビジネスでも使えます。
商品やサービスの数を限定してもいいですし、
期限を設けてもいいでしょう。
このまま何もしないでいると手に入らない、
そう見込み客に思わせて下さい。
それだけで簡単に成約率が上がりますよ。
お金を儲けて仕事にやりがいを!人生に生きがいを!
記:宮里竹識(みやざとたけし)