From:宮里竹識
研究学園のスタバより、、
「デキるビジネスマン」が読んでいるというイメージの
日経新聞。
私も以前は日経新聞の電子版を読んでいました。
通勤電車の中でiPhoneやiPadを使って読むというのが
私のやり方でした。
何となくデキる男な感じがしますよね。
しかし1年ほど購読したところで止めました。
それはなぜかというと、
”単なる情報収集”
になっていたからです。
時間は有限であることに対し、
情報は一人では処理できないほど膨大です。
活用して利益にならない情報収集に
貴重な時間を使ってはならないと考えたからです。
それに、
ビジネスで成功するには人とは違う道を行かねばなりません。
日経新聞を読むという行為は
”普通の一般人と同じ道を行く”
ことに他ならないのです。
というわけで日経新聞の契約を解除しました。
それから5年が経ったのですが、
すっかり忘れていた日経新聞電子版からメールが届きました。
メールの件名は、
「宮里竹識様専用の動画をご用意しました」
というものです。
一般多数に向けた営業メールと違い、
私個人にあてたメールというかたちを取っていましたので
メールをクリックして開きました。
するごこんな画像が表示されます。
私を名指しして
「あなたへのメッセージ動画です」
と表示されているのです。
再度日経電子版を購読するよう促すものであることは容易に想像できましたが、
それでもクリックしてしまいます。
リンク先の動画は次のようなものでした。
参照:http://pr.nikkei.com/movie_for_you/?id=f1xdYQEGDAgIAA&n_cid=DSPRM2526
予想通り日経電子版の購読を促す内容でしたが、
私個人の名前を表示させるだけでなく、
動画の最後には電子版購読を求めるコールトゥアクションもありました。
正直に言って、日経新聞のマーケティングをなめていました。
今回の私へのメール、
ダイレクトレスポンスマーケティングの観点から考えて
とても素晴らしいです。
とくに次の3点が見事です。
【ポイント①:個人宛のメールを送っている】
あなたのメールフォルダには、
どうでもいいセールスや営業のメールにあふれていませんか?
迷惑メールなども含めると、
届くメールの大多数は自分に不要なメールです。
そのため、メールの開封率は年々下がってきています。
だからこそ、
まずはメールを開かせることが重要なのです。
そこで「あなた個人」に送られてきたことが明確なメールだとどうでしょう?
おそらくメールを開きますよね。
「宮里竹識様専用の動画をご用意しました」
なんていう個人名を書かれたメールが送られると
かなり開封率が高いはずです。
このように、大多数ではなく個人へ向けたメッセージにすることで
メールを開いてもらうことができるのです。
【ポイント②:動画を使っている】
インターネットを使ったセールスは
まだまだ文字が主流です。
マーケティングの聖地であるアメリカなんかは
動画によるセールスも普通に行われていますが
日本ではまだまだです。
まだ一般には広まっていない動画によるセールスを行うことで
見込み客の注意を引くことができるのです。
私も大多数向けのセールスレターなら読まなかったかもしれませんが、
「宮里竹識さん あなたへのメッセージ動画です」
と画像が表示されたことでつい動画を見てしまいました。
【ポイント③:最後にしっかりと行動を求めている】
動画の最後ではしっかりと日経電子版の購読を促しています。
見込み客に行動を促すということは
当たり前のようですが
実際にできている人はさほど多くはありません。
情報提供だけして終わるのと
”買ってくれ”としっかり伝えるのとでは
成約率は大きく異なります。
きちんと見込み客に行動を求めているところが良い感じです。
いかがでしたか?
日経電子版が行ったダイレクトレスポンスマーケティング。
私は大きな学びを得られました。
あなたは何を学びましたか?
自分のビジネスでも使えると感じたら、
すぐに実践してください。
行動しないただの批評家にならないでください。
行動の先に成功があるのです。
お金を儲けて仕事にやりがいを!人生に生きがいを!
記:宮里竹識(みやざとたけし)