近頃では、様々なビジネスでメンバーズカードが利用されています。
商品を一つ買うとスタンプカードがもらえ、スタンプが一定数に達すると割引が受けられるといった感じです。
私も通っている美容室のメンバーズカードを持っており、年に1回位は割引や特別サービスを受けています。
今回の記事では、このメンバーズカードの有効性について話をしていきます。
1.メンバーズカードの威力
私たちの財布の中には複数のスタンプカードが入っているはずです。
すべてはスタンプを集めると得られる割引や特典といった
ロイヤリティが目的です。
これらのサービスは実際に効果があるのでしょうか?
答えは「Yes」です。
シンガポールの研究者たちにより、
メンバーズカードを導入することで消費者の購買動機が
大きくなることが分かっています。
しかし、メンバーズカードで効果を発揮させるためには、
次の3つの点を考慮しなければなりません。
①その商品やサービスが、消費者の目に競合と同等以上に映らなければならない
②提供される報酬が消費者にとって魅力的でなければならない
③消費者をつなぎ止めておけるだけの購買頻度がある商品やサービスでなければならない。例えば、コーヒーやガソリンといった定期的・継続的に購入するものには向いているが、車や不動産には向いていない。
2.スターバックスの例
北米のスターバックスでは、
チャージ式のプリペイドカードとインターネットで管理するロイヤリティ・プログラムを
一体化したシステムを取っています。
プリペイドカードで支払いするとロイヤリティ・プログラムがアップデート
されるため、顧客はカード1枚もっていればそれで済みます。
これをベースとして、
購入回数が一定数を超えると特別なゴールドカードが発行されます。
ゴールドカードには「無料ドリンク」や「おかわり自由」といった
具体的なメリットがあります。
それに加えて、カード所有者にとっては”ゴールドカード所有”
という特別なステータスを感じることができます。
3.メンバーズカードを活用する
あなたの商品やサービスが一定の頻度で購入されるものであるなら、
メンバーズカードを作ってロイヤリティ報酬をお客さんに
提供するようにしましょう。
これは確実に効果を発揮します。
さらに、お客さんに自分の進み具合をチェックさせることができるように
しましょう。
また、しばらく購入していないお客さんに
あなたのことを思い出してもらうためにDMを送ったりしましょう。
新規の客を新たに取り込むよりも、
しばらく購入していな休眠客に再び買ってもらうことの方が
はるかに簡単です。
4.まとめ
メンバーズカードを導入する効果や注意点、
スターバックスの事例などを紹介しました。
私も本業でメンバーズカードを導入したいと思っていましたが、
残念ながら私の提供しているサービスは障害年金のサポートのみなので
基本的に一回依頼を受ければ終わりです。
更新時のサポートもありますが、
数年に一回なのでサービスの購入頻度が少なすぎます。
泣く泣くメンバーズカードの導入を断念しました。
もしあなたの商品・サービスが一定の購入頻度のあるものなら、
ぜひメンバーズカードを導入してみてください。
きっと売上が上がるはずです。
お金を儲けて仕事にやりがいを!人生に生きがいを!
記:宮里竹識(みやざとたけし)