マーケティングとは、集客のための活動全般をいいます。
そして、集客のための活動を多くの会社が行っていますが、そのほとんどが人の記憶に残りません。
それはなぜか?
「退屈」だからです。
あなたのマーケティングは見込み客を楽しませるもの、あるいは注意を引くものになっていますか?
もしあなたが退屈なマーケティングをしているのであれば、
罪を犯しているのだと理解してください。
1.面白いマーケティングの事例
「退屈」とは真逆にある面白いマーケティングとはどんなものか?
いくつか紹介します。
【Audiの動画広告】
先日も紹介しましたが改めて。
この動画は
”うつ病になったティラノサウルス”
というアイデアとストーリーが秀逸です。
私を含め、多くの人が引き込まれました。
【ウォルター・バージェロンのDM】
DM(ダイレクトメール)はマーケティングの中でも最も効果のあるものの
1つです。
このDMを使って驚きと楽しさを演出したのがウォルター・バージェロンです。
DMといえば封筒にセールスの紙や資料が入っているというイメージですが、
彼のDMは違います。
彼が作ったDMはアルミ製のブリーフケースに入っています。
そのブリーフケースの外側には
「今すぐに開けて下さい」
と書かれたラベルが貼ってあります。
普通の人なら興味を引かれて開けますよね。
ケースの開けると「キングケーキ」が入っていました。
説明書の中には
「コーヒーをいれて、このケーキを食べながらビデオを観るように」
というメッセージがあります。
スイッチを入れるとビデオが流れ、
ウォルターの会社や提供するサービスについての説明が始まるのです。
単純にビデオだけを見せていたら
見込み客はすぐに去っていったでしょう。
ブリーフケースとキングケーキというアイデアを使うことで
ビデオを最後まで観てもらうことができ、
成約率も高くすることができたのです。
2.宮里は何をやったのか
私も様々なマーケティングを行っていますが、
「退屈」なものもたくさんありました。
そういう意味では私も罪人です。
1つ成功例を上げるとすると、
見込み客向けに仕事の依頼をするというキャンペーンです。
私の本業は障害年金専門の社労士で、
お客さんはうつ病で働けない人たちです。
その見込み客が求めているのが”社会復帰”です。
それを促すために私が彼らを雇うことにしました。
「うつ病に関する体験記事」
を1記事500円で書いてくれと依頼したのです。
この依頼を受けるにはランサーズというSOHOのサイトに
登録しなければならないようにしました。
そうすることによって、
私の仕事が終わってもさんサーズを使って
色んな仕事に取り組むきっかけになるからです。
10記事を募集したところ、
応募が殺到しあっという間にキャンペーンは終了してしまいました。
見込み客からの反応もよく、
「仕事を見つけるきっかけになった」
というコメントももらっています。
もちろん本業の障害年金に関する依頼も増えました。
3.まとめ
あなたはお客さんを楽しませていますか?
何も考えずに集客しているのなら、
マーケティングにおける最大の罪
「退屈」
を犯しているかもしれませんよ。
エンターテイナーとなってマーケティングを行っていきましょう!
それが社長の仕事ですよ!
お金を儲けて仕事にやりがいを!人生に生きがいを!
記:宮里竹識(みやざとたけし)