マンガ喫茶から学ぶマーケティング術

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From:宮里竹識
下北沢のマンガ喫茶より、、

午後6時、仕事が終わったと同時になぜか急にマンガが読みたくなりました。

明日は土曜で仕事も休みだし、
多少時間をかけてでも全巻読破しようと思い、
マンガ喫茶に行くことにしました。

 


1.マンガ喫茶でのひととき


下北沢の駅から歩いて3分、
ビルの4階にそのマンガ喫茶はありました。

ビルの3階から5階がマンガ喫茶となっており、
かなりたくさんのマンガが読めるようになっています。

しかも飲み物も飲み放題。

くつろぎながらマンガを読むことができます。

私は禁煙個室の部屋を借りることにしました。

個室といってもリクライニングとパソコンが置いてあるくらいで、
決して広くはありません。

しかしマンガを読むだけなら問題ない広さです。

早速パソコンで読みたいマンガがどこにあるか検索します。

私が検索したのは『キングダム』。
古代中国、秦の始皇帝と縁をもった少年を中心とした物語で、
週刊ヤングジャンプ連載されています。

少し前に「アメトーーク」でキングダムの特集が放送され、
それを見てから読みたいと思っていたのです。

全巻そろっていたので1巻から最新巻まで、8時間かけて読みました。

マンガ喫茶を出たのは夜中の3時です。

帰ってシャワーを浴び、すぐに眠りにつきました。

マンガの全巻一気読みなんてしたことがなかったので疲れましたが、
無事目的を達成でき、満足することができました。

しかし、私はこのマンガ喫茶には二度と行かないでしょう。

他に読みたいマンガがなかったわけではありません。
昔好きだったマンガは他にもあるので
それらを読みたいという気持ちにはなりました。

でもこのマンガ喫茶には行きません。

なぜなら、フロア全体がタバコ臭くて
家に帰っても服に染み付いたタバコの臭いが取れなかったからです。

私自身はタバコは吸いませんが、
ある程度のタバコの臭いは平気です。

しかしこのマンガ喫茶は禁煙スペースと喫煙スペースは分かれているものの、
分煙設備はありませんでした。

そのため、禁煙コーナーにもタバコの臭いが流れ、
マンガ自体にもタバコの臭いが染みついていました。

最初からこのことを知っていればあまり気にしなかったのですが、
わざわざ禁煙の個室を取ったのにタバコの臭いが充満していたというのが
かなりのマイナス心証となったのです。

そのため、もう一度このマンガ喫茶に行きたいという気持ちには
なれませんでした。

 

2.マンガ喫茶から学ぶマーケティング


分煙ができていない以上、
このマンガ喫茶には喫煙者が集まり、非喫煙者は離れていくでしょう。

別に私はこのマンガ喫茶を非難したいわけではありません。
「喫煙者を満足させたい」
という気持ちで運営しているのであれば何の問題もないのです。

タバコの臭いを店内に充満させることで喫煙者を呼び込み、
非喫煙者を遠ざけているのです。

これを意図的にやっているのであれば、
しっかり学ぶべきところとさえ感じました。

というのも、
お客さんを絞るというのは、
経営戦略としてとても有効な手段だからです。

幅広くお客さんを集めたいというのが普通だと思いますが、
競合が数多くひしめきあっている状態であれば
お客さんを絞った方が集客できるのです。

例えば、町にファミリーレストランがあり、
飲食店はその一軒だけだとします。

このファミレスにはオールジャンルのメニューがあり、
おそらくは大繁盛していることでしょう。

しかし、あるとき同じ町にとんかつ屋がオープンします。

何でもいいから食事をしたいという人は
これまで同様ファミレスに行くでしょう。

しかし、とんかつを食べたいという人は
とんかつ屋に行きます。

たとえファミレスでもとんかつを食べられたとしても、
とんかつ屋に負けない味をファミレスが提供したとしてもです。

何でも食べられる店ととんかつ専門店、
とんかつを食べたい人がどちらを選ぶかは明白です。

このようにお客さんを絞るというのがマーケティングでは重要なのです。

お客さんを絞るほど、
対象となるお客さんは競合ではなく自社に惹きつけることが容易になります。

先のファミレスの話に戻ると、
とんかつ屋ができたくらいではファミレスの経営に大した打撃はありません。

とんかつが食べたい人はとんかつ屋にとられてしまいますが、
それ以外の食事をしたい人は集められるからです。

しかし、町に一つしかなかった飲食店が増えないという保証はありません。
とんかつ屋ができたように、焼き肉屋ができ、ラーメン屋ができ、
ハンバーグ専門店など、様々な飲食店ができます。

そうなったら、何でも提供しているファミレスは
すべての料理で専門店に負けてしまうのです。

結果、赤字続きとなり倒産することでしょう。

そうならないためにお客さんを絞ることが重要なのです。

とはいえお客を絞りすぎると対象となる人がいなくなり
ビジネスが成立しないということもあります。

そのため、あなたがビジネスでお客を絞るときには
自分の業界をどのように細分化できるか、
新しい分類に見込み客はどのくらいいるかということを
しっかり調査してから行うようにして下さい。



お金を儲けて仕事にやりがいを!人生に生きがいを!
記:宮里竹識(みやざとたけし)



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