From：宮里竹識
新宿のディズニーストアより、、
今日は妻と一緒に、新宿の高島屋の中にあるディズニーストアに行ってきました。
妻が今週実家に帰省するため、甥っ子・姪っ子にお土産を買うためです。
そこで起こった出来事があなたのビジネスを成長させるきっかけになるかもと思い、共有したいと思います。
高度に教育された店員とマーケティング
ディズニーストアに入って真っ先に感じたことは、
店員の「いらっしゃいませー」という元気な声と笑顔です。
コンビニやその辺のアパレルなんかよりも、
よっぽど教育されています。
教育されたものだと分かっていても、笑顔が素敵だと感じました。
店内はそれほど広くはありませんが、
たくさんのグッズが並べられていました。
私はディズニーの映画やディズニーランド、ディズニーシーは好きですが、
グッズには興味がありません。
なので妻についていくだけです。
妻は妻で「あれもいいなぁ」「これもかわいい」なんて言いながら
ショッピングを楽しんでいます。
値段は決して安いとはいえないのですが、
ディズニーの世界観や高揚感が値段に対する苦痛を鈍らせているように
思えます。
ところで、
女性の買い物って長いし中々決められないって人が多いと思いませんか？
妻もその例にもれず、中々お土産を決めることができませんでした。
広いとはいえない店内で30分も悩まれては、
私も疲れてしまいます。
しかし、普段仕事が忙しくて妻を放置しがちですので、
今日は家族サービスだと考えて付き合っていました。
何とか妻が選んだのはカーズのリュックとアナ雪のパジャマ。
妻は良いのが見つかったと喜んでいましたが、
私は”やっと終わったか”という安堵が強かったです。
そしてリュックとパジャマをレジに持っていったときに、
ディズニーの恐ろしさを感じたのです。
商品の精算をすませた瞬間、店員がこういったのです。
「ただいまキャンペーンをやっていまして、千円以上お買い求めいただいた方に、
ミッキー又はミニーのぬいぐるみを普段の50％オフで紹介していますが
いかがでしょうか」
そういってミッキーとミニーのぬいぐるみを
目の前に出して見せてきたのです。
ここでクロスセルがきたか〜！
クロスセルとは、商品を買ったお客さんに類似の商品を売ることです。
ちなみに上位商品を買いませんか？ということをアップセルといいます。
クロスセルを行ったタイミングも絶妙です。
人間の財布の紐がもっとも緩んでいるのは、
何かを買った瞬間だからです。
文字通り財布は開いた状態です。
心理的にも、何かを買った瞬間に別の何かを買うのは
”お金を払う”という痛みを感じにくくなるのです。
「ディズニーストアも本当にマーケティングが上手いなぁ」
と思いながら店員さんのクロスセルを見ていました。
妻のことだから”これはお買い得”と思ってクロスセルで提示された
ぬいぐるみを買うのかと思っていましたが、
意外なことに「今回はいいです」と言って断っていました。
店を出てからなぜクロスセルのオファーを断ったのか妻に聞いてみたら、
「私はミッキーやミニーよりも、ドナルドダックが好きだから」
「ドナルドを出されていたら買っていたかも」
と言っていました。
クロスセルの手法やタイミングは最高でしたが、
オファーされた商品が妻の気に召さなかったようです。
まとめ
ディズニーストアに行ったときに経験した、
店員さんのクロスセルについて話をしました。
このクロスセルやアップセルは、
労力や無駄な費用をかけずに売上を簡単にアップさせる方法です。
もしあなたのビジネスでクロスセルやアップセルを使っていなければ、
すぐにでもマネしてみることをお勧めします。
また、クロスセル・アップセルのタイミングは
お客さんが商品を購入した直後がベストです。
ディズニーストアのようにレジでクロスセルをしてもいいですし、
ネットで商品を売っているなら、
商品購入後のサンキューページでクロスセルをしても良いでしょう。
やれば簡単に売れるので、やらないのはもったいないですよ。
お金を儲けて仕事にやりがいを！人生に生きがいを！
記：宮里竹識（みやざとたけし）
