人間の耳は左右両方についていますが、右耳と左耳で反応が違うって知っていましたか?
なんと、右耳に話しかけた方がこちらの要望が通りやすいのです。
その理由について、これから解説していきます。
1.右耳と左耳で反応が変わるかどうかの実験
イタリアのガブリエレ・ダヌンツィオ大学の
ルカ・トンマージ博士とダニエレ・マルツォーリ博士は
人間の耳に関する興味深い実験を行いました。
それは、大音響のナイトクラブに入り込み、
右耳か左耳のどちらかから「タバコをください」と
頼む実験を行ったのです。
その結果、右耳から話しかけた方が
タバコをもらえる確率がはるかに高かったのです。
また、クラブの客を観察したところ、
大音響の環境の中では聞き手の4分の3が
右耳を使って話を聞いていることが分かったのです。
これらのことから、
人は意識して他人の話を聞くときは右耳を使うことが多く、
右耳から頼み事をした方が、頼み事を叶えてもらえる可能性が高い
ということが分かりました。
2.お客さんの右耳に話しかけるようにしよう
右耳に向けて話しかけた方がこちらの頼みを聞いてもらいやすいということを、
セールスにおいても活用しましょう。
食事をしながら打合せをするときは、
営業トークをする人はお客さんの右側に座るようにしましょう。
対面しての交渉ごとの場合、
相手の真正面に座るのではなく、
お客さんのやや右側に座るようにしましょう。
相手が一人であれば、
こちらは二人で対応し、
サブの営業マンを相手の正面に、
メインの営業マンを相手の正面右に配置すると良いでしょう。
あるいは、正面にモニターを配置することでお客さんと横並びになり、
お客さんの右側に座って交渉を行うという手もあります。
3.まとめ
人は右耳から話しかけられることを好むということ、
右耳から頼み事をした方が、頼みが叶う確率が高いという話をしました。
あなたもお客さんと直接話してセールスするときには、
相手の右耳に話しかけるようにして下さいね。
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記:宮里竹識(みやざとたけし)