From:宮里竹識
代々木上原のカフェより、、
現在私は代々木上原の駅近くのカフェに来ています。
ランチを食べて1時間ほど仕事をしながらくつろいでいるのですが、お客さんが私の他には3人しか来ませんでした。
その理由と今後どうすれば良いのかについて考察してみます。
1.どんなカフェなのか?
このカフェは代々木上原駅から徒歩2分ほどの場所にあり、
交通量も多く、すぐ側には住宅街が広がっています。
立地は良いといえます。
内装はコンクリートの打ちっ放しで、
オシャレなイスとテーブル、
PCでの作業も問題ありません。
ランチプレートを頼むと、
エッグベネディクトとサラダとヨーグルト、コーヒーが出てきました。
サラダはサラダバーになっており、
自分の好きな具材と量を選べます。
エッグベネディクトとコーヒーも美味しかったです。
ランチプレートの値段は1,000円でしたので、
値段的には十分満足しています。
コーヒー2杯目は半額というのも、ポイント高いですね。
オシャレな空間にジャズが流れており、
快適な時間を過ごすことができました。
2.なぜお客さんがこないのか?
立地も良く、内装やメニューもレベルが高いのにも関わらず、
なぜお客さんが少ないのでしょうか?
私はこのカフェの前を何度か通っていますが、
いつ通っても店内はガラガラか一人か二人程度しかお客さんはいませんでした。
それはなぜでしょうか?
お客さんが来ない最大の原因は、
店内にあるイスとテーブルです。
オシャレなイスでテーブルの高さもあるため
PCでの作業も容易に行うことができます。
私にとってこの環境は何の問題もありません。
しかし、このカフェに来る客層と合わないのです。
まずは顧客は誰かという話をして、
その後改めてイスとテーブルの問題について話します。
まずはカフェにくるお客さんはどういった人なのかですが、
これはカフェの立地によって異なります。
ビジネス街にあるカフェでしたらビジネスマンがメイン顧客ですし、
郊外のカフェであれば地域住民がメインの顧客となります。
このカフェは、代々木上原駅から徒歩2分という場所にあります。
代々木上原はビジネス街ではなく、
カフェの周辺は住宅地となっているため、
このカフェのメイン顧客は地域住民ということになります。
では次に、イスとテーブルについて話をします。
イスとテーブルは用途によって様々な形がありますが、
最も重要なのは”高さ”です。
値段の高さではなく、地面から何㎝といった高さです。
テーブルでPCを操作したり作業したり、打合せをするときには
イスやテーブルにはある程度の高さが求められます。
一方、友達とのおしゃべりを楽しんだり
一人でゆっくり本を読んだりしたいのであれば、
イスとテーブルの高さは低くした方が快適にすごせます。
スターバックスなんかはこのあたりを戦略的に取り入れていて、
ビジネス街の店舗では高めのテーブル席を多くし、
郊外の店舗では背の低いソファー席を多くしています。
では今回の代々木上原のカフェですが、
近隣住民がお客さんになるのですが、
イスとテーブルが高いのです。
すると楽しく雑談したり、一人でくつろいだりということが
難しくなります。
その結果、このカフェは居心地の良い場所とは認識されず、
リピーターが少なくなり、お客さんも少なくなってしまったと考えられます。
3.まとめ
立地も良くオシャレなカフェにお客さんが来ない理由は、
イスとテーブルの高さにある、という話をしました。
もう少し本質的な話をするならば、
「顧客は誰か」という見極めと
「顧客が求めるもの」を提供できているかが重要になります。
ここを見誤ってしまうと、
”なぜだか分からないけどお客さんがこない”
という状態に陥ってしまいます。
今回の代々木上原のカフェも、
ソファー席を増やすなどしてイスとテーブルの高さを低くすると
もっと集客できると思います。
あなたも自分のお客さんはどんな人かを理解し、
お客さんが求めているものを提供できているかを改めて考えてみてください。
お金を儲けて仕事にやりがいを!人生に生きがいを!
記:宮里竹識(みやざとたけし)