 
        From:宮里竹識
 下北沢のオフィスより、、
「人は皆平等」
 なんてことが昔から言われています。
しかし、あなたが自分のビジネスをもっているなら、その言葉がウソであることは身をもって知っているはずです。
ビジネスの世界では、平等な競争などありません。
圧倒的強者と、その他大勢の敗者がいるのです。
そこに目をつぶって理想を語るのはやめましょう。
1.先に始めた人と新しい仕組みを広めた人が勝つ
ビジネスは常にライバル会社との競争ですが、
 その競争は公平ではありません。
100メートル走でいうと、
 多くの人がスタート地点から走り出すのに対し、
 一部の強者は80メートル地点から走り出します。
もはや勝敗は明らかです。
では、どのような会社が勝者になるのか?
それは次の2つです。
①先に始めた
 ②新しい仕組みを広めた
具体例を出して説明します。
①の先に始めたというのはそのままの意味です。
 先行者優位ってよく言いますよね。
今話題のユーチューバーなんかが正に先行者優位の世界です。
YouTubeの広がりとともに誰でも簡単に
 動画を配信することができるようになりました。
しかし実際には動画全体の99%はほとんど見られていません。
見られているのはYouTube初期の頃から動画を出して知名度をアップさせた
 一部の人の動画ばかりです。
日本のユーチューバーですと、
 Hikakinnやはじめ社長なんかが有名ですね。
小学生の将来なりたい職業第3位になったユーチューバーですが、
 今から参入してもトップユーチューバーには追いつけません。
先にはじめた先行者が市場を抑えているからです。
後から誰かのマネをしても勝てないのです。
次に②の新しい仕組みを広げたですが、
 代表的なのがアマゾンです。
これまで本は本屋で買うものでしたが、
 今ではネットで簡単に注文できます。
本だけでなく、様々な小売りがアマゾンの攻撃を受けて
 命を削られています。
店舗で買うというこれまで当たり前だったものが、
 いつのまにかネットで買うという仕組みが広がってきたのです。
新しい仕組みが世の中に受け入れられたとき、
 古い仕組はゆっくりと死に向かっていきます。
2.あきらめたら試合終了
おそらくあなたのビジネスでも
 あなたよりも優位な先行者がいることでしょう。
アマゾンのように新しい仕組みを広げられ、
 少しずつ死に向かっているかもしれません。
では、あきらめるしかないのでしょうか?
当然ですがそんなことありません。
自分の置かれている状況を見て降参してしまうと、
 貧困から抜け出すことはできません。
成功者は皆あきらめなかった人たちです。
安西先生も言っていましたよね。
「あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?」
スラムダンクの名言ですね。
3.ではどうすれば良いのか?
あきらめたら試合終了と言われても、
 どうすれば良いのか分からなければ結果は変わりません。
そこであなたにお勧めしたいのが、
 ①市場を変える(お客さんを変える)
 ②商品を変える
これも具体例を出してみましょう。
①市場を変える(お客さんを変える)の代表例は、
 シュレッダーハサミです。
これは元々きざみのりを作るためのハサミとして売られていましたが、
 全く売れませんでした。
普通なら失敗したで終わるのですが、
 市場(お客さん)を変えたのです。
つまり、きざみのりを作りたい人へ向けたものから、
 書類を簡単にきざんで情報を保護したいという人へ向けて
 同じ商品を売ったのです。
この結果、全く同じ商品であるにも関わらず、
 市場(お客さん)を変えることで大ヒットしたのです。
②の商品を変えるの例としては
 マクドナルドがあげられます。
少し古い話ですが、
 カトリックでは金曜日に肉を食べることは大きな罪でした。
そのため、アメリカでカトリックが多く住む地域のマクドナルドには
 お客さんがほとんど来ませんでした。
普通なら立地が悪いといって撤退することでしょう。
しかしその地域のマクドナルドのフランチャイズオーナーは、
 お店をたたむのではなく、
 フィレオフィッシュを考案して販売したのです。
もちろん結果は大成功でした。
4.まとめ
ビジネスにおいてライバル会社と公平に競争できるなんて
 幻想です。
競争する前に大きなハンデがあるのが普通です。
だからといってあきらめてはいけません。
市場を変える(お客さんを変える)、
 商品を変えることでビジネスを成長させることができます。
あなたの競合がやっていないことを始めて下さい。
そうすれば、あなたが先行者です。
先行者優位で市場をつかむことができれば、
 後からライバル会社がマネをしても勝つのは難しくありません。
あきらめたらそこで試合終了ですよ。
あきらめずに裕福になりましょう。
お金を儲けて仕事にやりがいを!人生に生きがいを!
記:宮里竹識(みやざとたけし)





