あなたのビジネスではBGMを効果的に使っていますか?
売り場や商談時にうまくBGMを活用すると、売上にプラスの作用があることが分かっています。
そこで今回は、BGMがビジネスにどう影響するのか考えてみたいと思います。
BGMが消費者に与える影響
イギリスの研究者がワインショップを使って、
BGMの効果について実験を行いました。
実験内容は単純なもので、
フランスの音楽とドイツの音楽を一日おきに流しただけです。
この単純な実験で、面白いことが分かりました。
フランス音楽を流した日はフランスワインが、
ドイツ音楽をを流した日はドイツワインが他方の数倍売れたのです。
BGMを使った消費者行動に関する研究は他にもあります。
●心地よいBGM・適切なBGMが流れていると、顧客は対面でも電話でも、
長い列や長い待ち時間に耐えられる
●心を落ち着かせるBGMがあると、情緒障害や行動障害をもった子どもたちの
数学の学習速度が速まった
●銀行でクラシックが流れると、「元気づけられる」と感じた人が
音楽がない場合に比べて233%も増えた
これらの例から見ても、
BGMを正しく使用することはビジネスにプラスになります。
行列ができるような店舗販売をしているなら
行列にBGMを流すとお客さんのイライラを抑えられるでしょう。
病院の待合室でBGMを流すのも、患者のイライラを抑えるのに効果的です。
まとめ
今回の記事ではBGMをうまく使えば顧客の行動にプラスの影響を
与えられるという話をしました。
もちろん音楽なら何でもいいというわけではありませんし、
”この音楽ならどのビジネスにも効果的”
というBGMがあるわけでもありません。
自分のビジネスにあったBGMを選びましょう。
病院なら気持ちを落ち着かせるBGMが良いでしょうし、
飲食店なら主要顧客が良く聞く音楽・昔良く聞いていた音楽なんかが
良いかもしれませんね。
ちなみに、下北沢にあるすた丼屋や1990年〜2000年頃の音楽が
よく流れています。
30代の顧客が多いため、彼らの青春時代の音楽です。
懐かしさで聞き入ったり、
友達と「懐かしい〜」なんて話題が盛り上がることもあるでしょう。
あなたのビジネスは何か、あなたの顧客は誰か、
顧客にどう感じて欲しいのかを考えてBGMを流してみてはいかがですか?
お金を儲けて仕事にやりがいを!人生に生きがいを!
記:宮里竹識(みやざとたけし)